考えるきっかけになった

香川県立観音寺総合高校 土井裕介監督

うちも人数が少ないのですが、記録が出るとか、木のバット、低反発バットを使うとか、球数制限とか、やっぱり野球も新しいことに挑戦することが大事じゃないかと。挑戦してみないと評価できないから、やってみたいなと思ったわけです。

いろんな制限があると言うのは、選手たちも考えるきっかけになりましたし、高校野球と言うのは春夏秋の3回の大会しかありませんが、練習試合ではなくリーグ戦で記録をつけることができましたし、わかりやすい目標があることで生徒のモチベーションも上がりました。また時期的にもすごいいい時期でしたね。

「球数制限」は、まだその意図をくみ取ってやるレベルではなく、とりあえずやってみようと言うことでしたが、今後はそれに合わせた対策もしていかないといけないし、変化球を使ったりボールを使って戦うのではなく、いかに少ない球数で投げるかと言うのも、トーナメントを戦う意味でも重要だと思います。いろいろと考えるきっかけになりました。

打撃では木のバットで打つことの技術的な難しさ、投手も無駄な走者を出すことが試合にどう影響するかとか、うちはタイブレークを2試合戦うなど僅差のゲームが多かったので、気づいてくれたことが多かったと思います。

来季は、もうちょっと準備して、戦略的なことも考えていきたいですね。