Liga Agresivaについて
春夏秋に行われるトーナメントの大会とは別に、全国各地で行われる『選手たちの未来にフォーカスした』リーグ戦形式の取組みです。
通常の大会とは異なり、
- 独自のルールや道具の規定
- スポーツマンシップの学び
- 指導者の指導力向上
が盛り込まれたリーグ戦です。LIGA Agresivaではリーグ戦を行うこと自体を目的とせず、リーグ戦を通じて、選手及び指導者の成長や可能性を引き出すことで、日本における野球の社会的価値の向上を目指します。
LIGAの歴史
高校野球リーグ戦のはじまり
小中学生対象の硬式野球チーム『堺ビッグボーイズ』を運営するNPO法人BBフューチャーが、2014年に中学硬式チームのリーグ戦を開始しました。
毎年約60チームが参加し、24年間にわたりトーナメント戦で行われていた堺ビッグボーイズ大会を廃止し、トーナメント戦が主流のアマチュア野球において、リーグ戦による日本野球の新たな可能性を模索する大会として、2022年で9年目を迎えます。
1年生・2年生・3年生ごとに分かれ、約3ヶ月間にわたり行われ、2014年リーグ開始当初より、まだ話題にも上がっていなかった投球数制限などを設けて、選手の将来を見据えたリーグ戦を行っています。
その後、小学生対象のアグレシーボリーグ(NPO法人BBフューチャー主催)や関東の中学硬式野球チームによるフューチャーズリーグ東日本(2021年度より開始)の立ち上げにもつながっています。
2015年に、このリーグ戦のメリットを、高校の現場にも伝えるべく、大阪の高校6校で高校野球リーグ戦が始まりました。
NPO法人BBフューチャーは、リーグ戦実施に関するノウハウを提供し、より価値ある取組みとなるように各地の幹事校との調整を行っています。
2020年は、大阪(11校)、新潟(8校)、長野(8校)で実施し、参加校は27校。
2021年は、大阪(12校)、新潟(9校)、長野(10校)、群馬(5校)、千葉(7校)、神奈川(16校)、東京(5校)、徳島(6校)、香川(5校)、福岡(8校)、沖縄(4校)で実施。
2022年は、上記に加え、北海道・青森・宮城・埼玉・静岡・広島・岡山・長崎でも開始予定。参加校は120校前後になる予定です。
なぜ、リーグ戦?
① アマチュア野球においては、日本ではトーナメント戦で行われることがほとんどですが、世界的にはリーグ戦で行われています。
② プロ野球やMLBでも、優勝チームの勝率が6割に満たないケースもあり、野球という競技特性上、勝ったり負けたり繰り返しながら、
年間トータルでの勝率を争うことに向いているスポーツだと思われます。③ 特に、育成年代であるアマチュア世代では勝利を目指す中で、勝敗を繰り返すことで、勝った後や負けた後に次にどうつなげていくかが成長過程でも重要なポイントだと思います。しかしながら、
トーナメント戦では負けた際に次がないために、最も大事な負けた後に再度挑戦する機会がありません。④ 勝たなければ次がないために、指導者も選手も勝利至上主義に陥る可能性があり、
勝つためなら手段を選ばないという思考に陥ることも懸念されます。また、選手起用も偏ったものとなる可能性があり、公式戦においては
ある特定の選手のみが出場するケースがあります。⑤ リーグ戦において、負けてもいい、Bチーム(2番手の選手)のために実施すればいいということではなく、ルールとスポーツマンシップに則り、最大限勝利を目指し、
勝っても負けても次の機会に積極的にトライする姿勢を学ぶ機会にできればと思います。LIGAのコンセプト
選手たちの今の結果だけではなく、未来にフォーカスしたリーグであることが、このリーグの一番の特徴です。
そのためのルールなどを各リーグで実情に合わせて盛り込む必要があります。
下記はモデルケースとして紹介しますが、各地で独自に調整しています。
LIGA AgresivaのHPをご覧になっている皆さまへ
当HPをご覧いただきありがとうございます。
阪長友仁(さかながともひと)と申します。
※自己紹介は下記
2015年に大阪府6校で開始いただいたLIGAですが、年々実施地域、参加校が増え、多くの皆さまに取り組んでいただき、支えていただいていること、大変ありがたく思っております。
・リーグ戦形式の取り組み
・選手の未来を考えたルールの導入
・スポーツマンシップの学びと実践
・指導者の指導力向上
を4つの柱に、より良い野球界、スポーツ界の実現に向けて、これからも多くの方々と活動を継続していきたいと思っております。
引き続き、ご理解ご協力よろしくお願いします!
【LIGA Agresivaがわかる本】
独自ルールやLIGAの活用例、スポーツマンシップ精神など、これまでの学びと取り組みを書き記しています!