リーグ戦で出てきた課題を克服していきたい

香川県立丸亀高校 桑嶋裕二監督

このリーグは、低反発バット、木のバットを使うのがいいなと思いました。実際にやってみてバッターの技術の無さが際立ちますし、投手の球数が減りますし、エラーや四球も少なくなる。野球をやっていて大事なことを子供たちが分かるのがいいと思います。

これまでの試合は、エラーや四球がいっぱい出てもたまたま安打がカンカンと出て勝ってしまったら帳消しになってしまいましたが、このリーグ戦では野球の大事なことがすごく理解できます。

普通の試合では平気で130、140球投げている投手が、リーグ戦では自分は無駄球が多いんだと自覚することができるのもいいですね。投手が「今何球?」とイニングごとに確認するようになりました。

守備陣も投手を少ない球数で終わらせるためにはしっかり守らないと、という自覚ができましたし、攻撃でも大量点が取れないので、1点を取ることを考えた打撃をするようになりました。また走塁の意識も高まりました。

全部の面でやってよかったと思いました。

参加して出てきた課題を、細かいことも含めて克服できることがリーグ戦の意義だと思います。