個人が自立し、より強い「個」となる

神奈川県立大和高校 田中雄大監督

お世話になっている方々にご紹介いただき、オンラインでの説明会を受け参加を決意しました。高校野球に携わる者として今後の野球界の発展について考えていく必要があること。また、リーグ戦に参加することによって部員の可能性が広がり、部員も指導者も成長できる場になると考えたことが大きな理由です。

公式戦という緊張感の中で背番号を背負って戦うことで得られる自信や達成感があると考えます。練習や練習試合の積み重ねで成長していくことももちろん大切ですが、公式戦という特殊な空間の中で大きく成長する選手も沢山いるはずです。

そういった成長の機会が増えることは、高校を卒業してからも野球を続ける原動力に繋がると考えています。そして、そうなってほしいと強く願います。

リーグ戦では、積極的に挑戦し、たとえ失敗したとしてもその失敗を次の試合に活かせるという大きなメリットがあります。本当の意味で失敗から学ぶ場がリーグ戦にはあると思います。

大和高校野球部は『堅実野球』をスローガンとして活動しています。

堅実野球とは、ただ手堅く野球をやるという意味ではありません。状況ごとに1番確率の高いプレイを選択し、確実に成功させることととらえています。

意図したことを常にできる強さを身につけるために、チームとして全力疾走にこだわり、常に会話をし、スピード感のある動きを心掛けています。

現在部員は少ないですが、個人が自立し、より強い「個」となることでチーム力を高め、高いレベルへ到達することに貪欲です。